不倫トラブルにお悩みの方必見!慰謝料や子供の親権・養育費について解説
不倫トラブルによって、配偶者と離婚したいと悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、子供のことを考えると気が重くなってしまうものです。
ここでは、子供がいる場合の離婚の注意点や親権・養育費の決め方、そして不倫トラブルでの慰謝料の相場についてご紹介します。これから新たな一歩を踏み出そうとしている方にとって参考になる内容です。ぜひチェックしてみてください。
子供がいる場合の離婚で注意すべきことは?
子供がいる場合に配偶者と離婚したいときには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。
不倫の証拠を揃える
配偶者に不倫の疑いがある場合は、興信所や探偵事務所を使って明確な証拠を掴んでおきましょう。口頭で問いただしただけでは、うまく言い逃れられる可能性もあるため、第三者が見てもはっきりとわかるような物的証拠を掴むことが大切です。
夫婦間においての不倫は貞操義務に反する行為であり、法律上では不貞行為として扱われます。複数の証拠を掴み、そのあとの展開が有利になるようにしましょう。
親権と養育費
子供が未成年の場合は、基本的には夫婦のどちらかが親権者・扶養者となります。お互いに親権を手放したくないとなれば、家庭裁判所で親権争いをすることになります。
また、親権者・扶養者でなくても、親には子供を扶養する義務があります。
子供がいる場合の離婚では、子供が不自由なく過ごせられるよう、親権と養育費についてもしっかり夫婦で話し合うことが大切です。
慰謝料
離婚原因が不倫の場合、浮気した当事者は、請求された場合には慰謝料を払わなければいけません。
養育費と同様に、慰謝料はシングルとなった場合に子供を養育していくうえで非常に重要な問題です。慰謝料の相場は状況やその原因によって大きく異なります。より明確な金額が知りたい場合は、弁護士などに相談するとよいでしょう。
家族会議を開く
離婚原因が不倫の場合は、双方の親族を集めて家族会議を開くことも大切です。配偶者側の家族にも、不倫の動かぬ証拠を確認してもらい、離婚に至った事実を共有しておくことをおすすめします。そうすることで、不倫に対する言い訳もできませんし、親族の前で謝罪することになります。
子供の親権はどうやって決まる?
子供がいるご家庭が離婚するにあたり、子供が未成年の場合には夫婦のどちらかが親権を持つ必要があります。親権の決まり方は、離婚の仕方によって変わります。例えば、協議離婚の場合は、夫婦で話し合って親権者を決めます。調停離婚となった場合は、親権は裁判所で定められます。
親権は、身上監護権と財産管理権に分類されます。
身上監護権は、子供の精神的・身体的な成長を図るための監護・教育を行う権利で、居所指定権や懲戒権、職業許可権などが含まれます。
財産管理権は子供の財産を管理する権利で、包括的な財産の管理権や子供の法律行為に対する同意権が規定されています。
いずれも親の義務として、子供を保護しながら成長させるための権利です。
離婚届を受理してもらうには、まず親権者を決定して記載する必要があります。
子供の養育費はどうやって決める?
子供の養育費の代表的な決め方には、以下の2つの方法があります。
夫婦間で話し合って決める
夫婦間で協議して、子供の養育費を決めていく方法です。金額や支払い方法、期間に関して法律上の規定はないため、じっくりと夫婦で話し合ったうえで決めなければなりません。
家庭裁判所もしくは審判で決める
夫婦間の話し合いで決められなかった場合は、家庭裁判所で養育費を決めることになります。この場合の養育費の金額は、養育費算定表という計算式を利用します。養育費算定表での計算は、両親の職業や年収、子供の人数・年齢といった要素にもとづいて算出されます。家庭裁判所で合意ができなければ、そのあとの審判へと移行します。
養育費に関しての話し合いを終えたあとは、公正証書を作成しておくとよいでしょう。万が一、離婚後に養育費の支払いが滞った場合も、不利にならない条項を記載しておけば安心です。
不倫トラブルでの慰謝料の相場
不倫トラブルで離婚に至った場合、裁判上での慰謝料の相場は約100万~300万円です。配偶者だけでなく、その不倫相手へも慰謝料を請求することができます。ただし、裁判をせずに当人同士で示談をした場合は、裁判上の相場よりも下がってしまう可能性があるため、注意が必要です。
不倫をした配偶者やその浮気相手から、しっかりと慰謝料をもらいたい場合は、まずは弁護士に相談し、公的な手続きを取れるようにしましょう。実績のある法律事務所へ相談すれば、難しい手続きや交渉もスムーズに終えることができます。
不倫トラブルに関してお悩みの方は、大阪の山室法律事務所へぜひご相談ください。
不倫トラブルに関するご相談は山室法律事務所まで!
不倫トラブルが原因で離婚する場合、大切なポイントは物的証拠を掴むこと、そして公的な手続きをすることです。
大阪府大阪市に事務所を構える山室法律事務所では、子供の親権や慰謝料に関するご相談、さらに離婚調停の手続き方法など、不倫トラブル・離婚トラブルに関して様々なお手伝いをさせていただきます。明るい未来に向けて新たな一歩を踏み出したい方、信頼できる弁護士をお探しの方は、山室法律事務所へぜひご相談ください。
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山室 匡史Tadashi Yamamuro
弁護士登録以降、一般民事事件(交通事故、相続、離婚、金銭トラブル等)、刑事事件を問わず手広く事件を手がけてきました。
これまでの経験を生かしつつ、皆様にもっとも適した解決策をともに考え、実践していければと思っております。
気になる点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
所属団体
- 大阪弁護士会
- 刑事弁護委員会
経歴
- 平成10年3月 関西大学法学部卒業
- 平成18年10月 弁護士登録
- 平成27年12月 山室・岡田法律事務所開設
- 平成29年3月 山室法律事務所に変更
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