【大阪の弁護士が解説】契約書のリーガルチェックの重要性とは？

契約を締結する際には、その契約書の内容についてしっかりとリーガルチェックをすることが非常に重要となります。

これは個人間での取引ではもちろんのこと、企業間の取引となると取り扱うものや金額の大きさを考えると特に重要なものとなります。

当記事では、契約書のリーガルチェックの重要性について詳しく解説をしていきます。

契約書のリーガルチェックの重要性

契約書をリーガルチェックすることで回避できるトラブルは多くあります。

①取引の実態を反映した契約書の作成

取引の中で商品の内容や数量、契約の細かい形態が異なる場合には、逐一契約書をリーガルチェックすることによって、取引の実態を反映した契約書を作成することができ、トラブルを未然に防ぐことが可能となります。

②特約による一般条項の排除の確認

基本的な契約のルールについては民法にて規定がありますが、契約書では特約により民法の規定を一部排除することが可能となっています。

その例として契約不適合責任や原状回復義務などの排除が挙げられます。

これらの一般条項の特約による排除に気付かなかった場合には、後になって権利行使をしようとした際に大きなトラブルになってしまう可能性があるため、リーガルチェックによってあらかじめ特約を確認しておくことは非常に重要な作業となります。

③契約が無効になることを防止

リーガルチェックの段階では、公序良俗に反するような規定や違法な条項を発見し、修正することによって、契約が無効になることによって生じるトラブルを回避することが可能となります。

④自社にとって不利な条項や抜け漏れをチェック

相手方から提示された契約書の中には、相手方の会社にとって有利な特約や条項、もしくは自社にとって不利な条件となる特約や条項などが設けられている場合もあります。

そこで、相手方から提示された契約書についてもしっかりとリーガルチェックをおこない、自社に不利な条件、相手方に有利な条件を発見することによって、それらの条項の修正案について相手方と交渉をすることが可能となります。

⑤企業信用度の低下を防止

法律違反や無効な契約を締結することは、企業の信用度を大きく低下させてしまう原因となりかねません。

法律違反の契約により、社会的な信用を失ってしまったことで、倒産に追い込まれてしまった企業も少なくはありません。

そこで、リーガルチェックをしっかりと行うことによって、違法な契約の締結を未然に防止し、企業の信頼度の低下を防止することが可能となります。

企業法務は山室法律事務所にご相談ください

このように、リーガルチェックはトラブル回避のために非常に重要であるといえます。

法律のプロフェッショナルである弁護士にリーガルチェックを依頼することで、トラブルの回避や企業信用度の低下を防止することにつながります。

山室法律事務所では、契約書のリーガルチェックやコンプライアンス整備、M＆Aなどをはじめとした企業法務に関するトラブルについても専門的に取り扱っておりますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。